【原付2種雑学講座】原付2種免許の歴史

原付2種雑学講座

今回は原付2種の免許に関わる歴史に付いて触れてみたいと思います。
今の運転免許に近い形になったのが、およそ90年前になります。

①小型免許時代 (1933年~)

小型免許 (4st:750cc~/2st:~500cc)

当時はまだ二輪という概念も無く、車のオマケ的存在でした。
そしてバイクに乗ることに必要だった免許は一番下の小型で、当時は戦争の影響もあり15歳から申請だけで試験もなく取得可能でした。
ただ、この時は車も珍しい時代。バイクもほとんど存在していませんでした。
本当にオマケでしかなかったようですね。そもそも乗るバイクが無い時代でした。。

②二輪免許・小型・中型時代(1947年~)

小型三種 (無制限)
小型四種 (4st:~150cc|2st:~100cc)

小型免許が1~4種に細分化されて、取得年齢も満16歳に引き上げられました。
・小型三種(無制限)
・小型四種(4st:~150cc,2st:~100cc)
これが日本初の二輪免許となりました。

なお、①の小型免許を持っていた人は自動的に小型三種の免許が付与された模様です
また当時は基本口頭による面接だけだったようです。
とても短い間でしたが、今思うと結構緩い時代ですよね。。

③自動二輪と軽二輪に変更時代(1949年~)

自動二輪 (無制限)
軽二輪 (4st:~150cc|2st:~100cc)

 小型三種の方は自動二輪。
 小型四種の方は軽二輪。
 と、それぞれ付与、移行された時代でした。
 きっかけは道路交通取締法が制定されたからです。
 そしてこの時代から有効期限が設けられ、今の様な更新制となりました。
 逆を言うとそれまでは有効期限が無かったという事。

④軽二輪の廃止と原付許可の時代(1952年~)

自動二輪 (無制限)
軽免許 (4st:~250cc|2st:~150cc)
原付許可 (4st:90cc|2st:60cc)

自動二輪はそのままで、この年に初めて原付という免許制度が出来る事になりました
それまでも原付は軽二輪があれば乗れましたが、この年を機に届出(審査)式による許可制として創設。
要するに申請すれば誰でも4st:90cc|2st:60ccまで乗れる様になりました。
この背景には当時爆発的ブームとなっていたHondaのカブを始めとしたモペットの存在がありました。
いくらブームとは言え、申請だけで原付に乗れるなんてすごい時代でしたね。。

また軽二輪が廃止され、軽免許が新設されました。軽免許は実は軽自動車の免許になります。
しかし、その免許に250ccまでの二輪車が乗れるオマケが付与されました。
この制度も今の時代では考えられないですよね。それほど緩い時代だったんでしょうね。

⑤原付が1種と2種に分かれた時代(1955年~)

自動二輪 (無制限)
軽免許 (~250cc)
原付2種 (~125cc)
原付1種 (~50cc)

原付が一種許可と二種許可に分けられ4st/2stによる排気量制限も廃止されました。
また6年後の1960年には道路取締法が道路交通法へと改められました。
そして原付も免許制度(許可から免許)になり試験を受けて合格しないと乗れなくなりました。
ここでようやく原付2種が世の中に出てきましたね。今から遡る事半世紀以上の事です。

⑥軽免許と原付2種が廃止された時代(1965年~)

自動二輪 (無制限)
原付 (~50cc)

免許は二輪と原付だけというシンプルな構成になった時代です。
ちなみにこの時に繰り上げで免許が変わった人(軽免許・軽二輪・原付二種所持者)は自動二輪(現:大型自動二輪)を貰えました。 この措置はこれが最後となりました。
またこの時に高速でのバイク事故が増えたのを機に高速でのヘルメット義務化と二人乗り禁止も決まりました
そして、すぐに原付2種のカテゴリーが一旦消滅した時代でもありました。。


⑦小型自動二輪創設時代(1972年~)

自動二輪 (無制限)
小型自動二輪 (~125cc)
原付 (~50cc)

自動二輪のみだったカテゴリーに125ccまでの小型自動二輪が創設。今も続くカテゴリーが出来ました。
ちなみにこの年に自動二輪のヘルメット着用義務化が施行されました。
ここでまた原付二種が復活しました。これ以降今まで続くカテゴリーとして確立されました。

⑧中型限定と限定解除創設時代(1975年~)

自動二輪 (無制限)
中型限定自動二輪 (~400cc)
小型限定自動二輪 (~125cc)
原付 (~50cc)

今でも知っている人は知っているフレーズ「限定解除」はこの年に創出されました
そしてそれに伴い中型限定自動二輪も創出され、当時の中型以上の無秩序なカテゴリー分けをこの年に整理しました。
一説には750ccなどの暴走族対策の意味合いもあった様です。
ちなみに当時の限定解除の合格率は1%台ととても狭き門だったようです。

⑨中型と大型免許創設時代(1995年~)

大型自動二輪 (無制限)
普通自動二輪 (~400cc)
小型限定 (~125cc)
原付 (~50cc)

普通自動二輪と大型自動二輪に改められ、大型も教習所で取れるようになりました。
背景には海外大型バイクメーカーからの外的圧力もあった様です。

⑩AT限定免許創設時代(2005年~)

大型自動二輪 (無制限)
大型自動二輪AT限定 (~650ccまでのAT限定)
普通自動二輪 (~400cc)
普通自動二輪AT限定 (~400ccまでのAT限定)
小型限定 (~125cc)
小型限定AT限定 (~125ccまでのAT限定)
原付 (~50cc)

自動車でも普及していたAT限定をバイクへも広げた免許制度で、現行制度となります。
※近年のバイクの多様化に対応したカテゴリー分けとなっています。
ただ傾向としては大型になればなるほどAT限定は少なく、小型になればAT限定が多い傾向です
そして原付二種(小型限定)にもAT限定のカテゴリーが設立されました。
これにより、各社スクータータイプの車種が多く発売される事となりました。
今後の焦点は原付と小型限定が統合されるっていう噂や憶測もあります
今後その動向がますます見放せなくなりますね。

まとめ

今後の免許制度の動向を睨みつつ、自分のライフスタイルに合った免許を取りましょう!!
先を見据え敢えて普通自動二輪を取るのも一つでしょう!!

 

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