原付2種車種別解説講座

【原付2種車種別解説講座】HONDA PCX

★先進感とプレミアム感を融合。★
本田技研工業㈱HPより

メーカー名 HONDA
全長×全幅×全高 1925×745×1105mm
ホイールベース 1315mm
シート高 764mm
車両重量 130kg
エンジン形式 水冷4ストOHC2バルブ単気筒
総排気量 124cc
ボア×ストローク 52.4×57.9mm
圧縮比 11.0
最高出力 12PS/8500rpm
最大トルク 1.2kg-m/5000rpm
燃料供給方式 PGM-F1
最大燃料タンク容量 8.0L
最低地上高 137mm
変速形式 Vベルト無段変速
ブレーキ形式 前・後 φ220mm ディスク・ドラム
タイヤサイズ 前・後 100/80-14・120/70-14
メーカー希望価格 352,000円

原付2種のスクーターの多くは通勤通学時の短距離移動を主眼とした質実剛健さが特徴ですが、ひと味違うキャラクターで人気なのがPCX。現行型で大きく変わったのがアンダーボーンからダブルクレードルになったメインフレームでこれにより車体剛性が高まり、さらにフレーム単体で3kg近い軽量化にも成功。40km/hを越した辺りからハンドリングがよくなり、コーナーリングの応答性も良くなりました。コーナーリング中にギャップを通過した際や素早く切り替えした時の前後タイヤがバラバラに動く様な挙動が明らかに減りシャキリとしたハンドリングになりました。
ただ常用速度域や日本の道路状態、タンデム走行などを考慮するとサスペンション設定はもう少しソフトな方が快適かもしれません。欲を言えばリアサスにイニシャル調整機構が欲しい所です。
PCXが人気な理由のひとつに変速設定の巧みさがあります。小排気量スクーターはエンジンパワーを有効に使うため、発進時高めの回転で遠心クラッチが繋がり、フル加速中は最大トルクを発生する回転域を保つ車種が多く、常に高めの回転を使うのでせわしくなく感じますし、実際に燃費の低下も招きますが、PCXは過不足のない発進加速性能と低速走行時ジェントルさをバランスよくさせ、アイドリングストップ機構と合わせ技で街での実用域での燃費が非常にいいです。さらに新型は高回転域でのパワーが増強され追い越し加速もさらに力強くなりました。
また携帯しているだkでエンジン始動が可能なスマ―キーシステムにはキーにはウインカーを点滅させるアンサーバック機構も付いています。
また近未来的なデザインを採用している反転表示液晶のデジタルメーターには平均燃費計なども完備しています。
左レバーを握るだけで前後ブレーキが作動するコンビブレーキの設定も絶妙で普段使いなら右レバーに触る事は無いです。ブレーキング時の挙動が安定している事も大径ホイール採用のメリットのひとつで、ラグジュアリー感と動力性能を底上げした同モデルの完成度の高さは納得のいくものとなっています。
これだけの動力性能と先進的な機能が満載のPCXですので、人気が出ないわけがなく。原付2種の世界においてはトップシェアを誇っています。今後もますますこの傾向に拍車が掛かると予想されます。

個人的総合評価は★★★★★

長所)
高い運動性と先進性が融合されている
ユーティリティも高い

短所)
PCXの台数が多く、被ってしまう可能性がある

まとめ
HONDA PCXは原付2種の大型スクーターのパイオニア、原付2種のスクーターで迷っている人即買いしても問題なし!

永遠のライバルであるYAMAHAのNMAXとの比較も記事にしてみましたので↓↓↓

【原付2種雑学講座】 PCX vs NMAX どちらがいいか?

 

 

ABOUT ME
Tokai
お得な情報大好き!!